近年プラスチック成形品の加飾技術が進んでいます。加飾に2色成形を利用することも可能です。
例えば、1次材に色目のついたプラスチック(例えばポリカ)、2次材に透明のプラスチック(例えば透明ポリカ)を持ってくることで、非常に高級感のある仕上がりになります。
さらに、この1次材、2次材にシボをつけることで、さまざまな意匠性を生み出すことができます。
当社では、特に2色成形を用いて加飾まで行う工法を「2色 de 加飾」と呼んでいます。成形だけで加飾が完結し、製品は安価に製造でき、大量生産に向いています。
すでに自動車、家電、その他業界でも多数の採用実績があります。
【アミューズメント関係】
■パチンコ筐体部品
1次:PMMA(透明色)
2次:PMMA(赤透明色)
異色同材質の一体成形品です
【自動車関係】
■ドアトリム部品
1次:PMMA(黒色)
2次:TPE(透明)
透明表層側のシボによる、デザイン性の加飾例になります
【自動車関係】
■液晶パネル部品
1次:ABS(黒色)
2次:PMMA(透明)
当社の試作型を用いて加飾デザインを確認することができます。
当社の加飾技術と、デザインを実際に確認することができる「デザインプレート」のサンプルをご紹介いたします。
表面がクリア層となる2色成形のタイプ。光沢感、奥行感、高級感を演出致します。
1次材、2次材のそれぞれシボ加工を施すことができるため、計4パターンの組み合わせがあります。
様々なサンプルについては、こちらのデザインモジュール集をご確認ください。
・1次材:シボなし 2次材:シボなし
・1次材:シボなし 2次材:シボあり
・1次材:シボあり 2次材:シボなし
・1次材:シボあり 2次材:シボあり
軟質素材であるエラストマーと硬質樹脂を組みわせた2色成形のタイプ。シール性を付与、金型表面加工と合わせることでよりリアルな材質感を演出致します。
プラスチックではない素材の風合いをプラスチックの2色成形で表現する例になります。
例えばこちらのガラス細工の例では3Dプリンターで基材を造形し、透明部をエポキシ樹脂で加工したものです。
お客様のご要望に応じて、加飾をプラスチック加工で表現致します。